学校の授業で、楽しい授業は好きでありませんでしたか?
そして、その教科の点数もよくなったり、その教科が今まで以上に好きになったりしませんでしたか?
楽しく走り方を学ぶことは、
やる気を導き出すだけでなく、
走ること、つまり「運動」そのものを好きにしてくれます。
そして、重要なポイントとは、小さいころの「運動」に対するイメージは、その後の人生にわたって続いていく点です。
いくら速くなっても、「つらい」や「きつい」などのイメージが強いと
運動にたいして無意識に敬遠してしまいます。
また、「楽しい」イメージは、アスリートの「燃え尽き」を防ぐためにも、非常に重要なことです。
「スポ根」のイメージでは、気持ちが擦り切れ、いくら身体能力が高くてもバーンアウトしてしまいます。
(アスリートの燃え尽きは、競技成績が良いうちにはそれほどですが、競技成績が悪くなると急激に表面化してくるのが特徴と言われています。)
もう一点、重要なこととして、楽しいことは身体をリラックスさせ、動きが硬くなることを防ぎます。
一流のアスリートの中には、試合前に身体の力みを軽減させるために、練習で楽しかったことを思い浮かべる訓練をすることがあります。
楽しいという経験は、気持ちの側面だけではなく、パフォーマンスにも影響してくる好例です。
ムーブファーストは、「速く」なることにも力を入れていきますが、
それ以上に「楽しい」ことを大切にする理由がここにあります。
トレーニングが遊びになり、子供たちが進んでトレーニングをしたいというプログラム作り、雰囲気作りに細心の注意を払っていきます。
子供たちの楽しそうな表情が、私たちの最大の喜びです。