身体が変われば走りが変わる その1

当たり前のことですが、身体が変われば走りは変わります。

 

例えば、100m世界記録保持者のボルト選手のような身体になれば、速く走ることができるのは、想像しやすいと思います。

 

では、実際の短距離、長距離を問わずにランナーはどのようなトレーニングをしているかといいますと、どちらかというといわゆる「神経系」と呼ばれるドリルを実施していることが多いようです。

 

例えば、目的とする動きをドリルとして繰り返して、それを身体に覚え込ませる方法です。

 

しかしながら、この前提となるポイントが一つあります。

 

それは、身体が目的とする動きが出来る状態になっていることです。

 

例えば、前屈での柔軟性が不足している選手に、股関節の使い方を身につけるためのドリルを繰り返すことをイメージして下さい。

 

これでは、動作が身につくどころか、代償運動を起こしかねずスポーツ障害の原因にもなりかねません。

 

ランニング教室や高校・大学等の陸上競技部の練習風景を見ていますと、このような状況を見かけることは少なくありません。

 

もちろん、一部の身体が十分な状態にあるランナーや選手にとっては、効果が上がりますが、そうでない場合は、目を覆いたくなるような状況になります。

 

 

それでは、どのように身体を「その状態」までに変えていけば良いのでしょうか。

 

私がお勧めしているのは、筋力トレーニングです。

筋力トレーニングは、一般的に「筋肉を付ける」というイメージが強いですが、やり方によっては身体機能を引き出し、筋肥大(筋肉を付けること)無しに、筋力やパワーを高めることが出来ます。

 

つまり、走るための身体機能を筋力トレーニングによって引き出すことで、身体を「走れる状態」へと変えていきます。

 

 

前項でも言及しましたが、身体は非常にデリケートで日常生活に影響を受けやすいものです。

 

筋力トレーニングによって身体を「走れる」状態にしていくと、今まで何度の練習していたドリルや走動作がすんなりと出来てしまいます。

 

 

走りを変えるためには、まずは「身体を変える」。

 

 

これは誰にでも出来る、走りを変えるための近道です。

 

 

 

 

 

 

 

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