「体幹トレーニングをやっています。」
と話す選手達や子供達に出会うことが多くなりました。
しかし、そのトレーニングを見ていると、体幹トレーニングとして効果を発揮していないケースが散見されます。
書籍や雑誌などで見かける「体幹トレーニングのような」間違ったトレーニングに終始してしまっていることが多く、その場合はパフォーマンスの向上に結びつけることは難しくなります。
また、このような間違ったトレーニングでも腹筋等に筋肉痛が出たり引き締まったりするので、正しくできていると誤解しているケースもお少なくありません。
体幹トレーニングは、「身体動作(ランニング時、歩行時なども含む)で体幹が使えるようにする、もしくは、促進すること」を目的として、私たちは取り組んでいます。
つまり、正しく体幹トレーニングを行えていると、トレーニング直後でも明らかにパフォーマンスは向上します。
もし、体幹トレーニングを行っている方がいらっしゃったら、トレーニング直後に動作が向上しているかどうかを確かめていただくことをお勧めします。
「動作が安定してスムーズになった。」
「動きやすく、スピードが出た。」
「走りやすく、バネが出る感じがする。」
体幹トレーニング直後に、これらの言葉が出てくるようになれば、効果を発揮している証拠であり、そうでない場合は、見直す必要があると考えられます。
トレーニングは、地味で精神的にも楽なものではありません。
選手や子供達のせっかくの努力が無駄にならないようにするためにも、私たち指導者は、「その正しさ」をみる眼力やスキルを日々高めていくことが必要です。
まだコメントはありません。